発注者の要求を咀嚼せず、そのまま制作メンバーに指示を出す制作会社の Webディレクターが「ガキの使いではあるまいし」と批判されることがしばしば見受けられます。これでは制作メンバーの労力を浪費するだけでなく Webサイトの仕上がりにブレが生じ、最悪の場合、発注者やWebサイトのユーザーの要求に適わないものが出来あがってしまう恐れがあります。一方で、発注者のビジネスの性質や予算を無視して押し切ることによって、制作者の不満をつのらせながら、発注者の期待をも外した Webサイトを制作してしまう Webディレクションもあります。プロジェク卜の失敗を防ぐため、また、発注者のビジネス目標の達成と制作者のスキルアップや ビジネスの成長のために、 Webディレクション業務にあたる者は、単なる窓口や仕切り役から脱しプロジェクトマネジャーとして業務にあたることが望ましいです。